KNOW-HOW / ROOM

民泊の家具・家電・アメニティの選び方

安い備品は壊れやすく、結局高くつきます。壊れにくさ・故障しにくさ・掃除のしやすさで選び、アメニティは数より置き場所を考えます。

選ぶ基準は3つ

開業のときは費用がかさむので、備品を安く済ませたくなります。ただ、民泊の家具や家電は、家庭よりずっと多くの人に、ずっと雑に使われます。選ぶ基準は次の3つです。

  1. 多少乱暴に使われても壊れないか
  2. 突然故障しにくいか
  3. 掃除しやすいか

壊れたときは、買い直しの費用だけでなく、夜中の対応、処分の費用、代わりが届くまで予約を止める損まで重なります。

ベッドとマットレス

  • フレームは頑丈な金属製か丈夫な木製に。安いすのこベッドやパイプベッドは避けます
  • 脚付きのマットレスは、脚が折れるとマットレスごと捨てることになります
  • マットレスは適度に硬いものに。柔らかすぎるものは、使われる回数が多いとすぐへたります
  • ベッドの下は、掃除機のヘッドが入る高さ(10cm程度)を空けます
  • 定員の多くはベッドで確保し、布団は追加用にします。布団は体験として喜ばれますが、上げ下ろしや湿気の管理が大変です
  • シーツやカバーは白かアイボリーに。清潔に見え、漂白しやすく、写真も明るくなります

家電は「単機能」が正解

多機能な家電は、外国人のゲストが迷いやすく、故障も増えます。電子レンジは温めだけ(回転皿のないフラットなもの)、洗濯機は洗い・すすぎ・脱水だけ、エアコンは温度と風量だけで操作できるものが向いています。乾燥機付きのドラム式、洗剤の自動投入、ネットにつながないと操作できない家電は避けます。

中古の家電は、あと何年使えるか分からず、中の汚れも見えません。費用の見通しを立てやすいのは新品です。インターネットは、持ち帰られる心配や容量の制限がない固定の光回線にします。

掃除の手間を増やす物を置かない

  • ガラスのテーブル(指紋と拭きむらが目立つ)
  • 毛足の長いラグ(髪の毛が取りにくく、しみも抜けにくい)
  • ガラスの食器(割れにくい樹脂や強化素材のものに)
  • 使い捨てのひげそり、開封した調味料など、ほとんど使われずに捨てるだけになる物

アメニティは「数」より「置き場所」

「なかった」と書かれる不満の多くは、実はあったのに気づかれなかったものです。トイレットペーパーの予備はトイレに入ってすぐ見える場所に、シャンプー類はラックにまとめて手に取りやすい高さに、キッチンの引き出しには中身のラベルを貼ります。

ストックは1か所にまとめ、棚に品名と置いておく枚数をラベルで示します(例:バスタオル10枚)。こうすると、誰が補充しても同じ状態に戻せます。リネンは湿気のたまる床に近い場所を避けてしまいます。

CHECKLIST確認のチェックリスト

  • ベッドは頑丈なフレーム+脚のないマットレス
  • ベッド下に掃除機が入る
  • 家電は単機能で、操作が迷わない
  • ガラスのテーブル・毛足の長いラグを置いていない
  • 予備は使う場所の近くの、見える所に置いた
  • ストック棚に品名と枚数のラベルを貼った

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